で、そうして望郷の念を呼び起こす特設駄菓子屋ですが、あの頃と違って今の身代ならわずらわしい計算をすることなく好きなだけ買えます。が、俗に言われる「大人買い」という下品なことはせずに、あえて300円を限度に真剣に選んでみました。1時間弱ほど。今思えばよくやりました。
そんな中、「ウメトラマン」や「もろこし輪太郎」の入ったカゴを片手におもちゃコーナーを覗いてみると、こんなものがありました。予備知識ナシで見るとちょっとショッキングな映像ですが、これはあくまでおもちゃですからね。原材料はプラスチックとナイロンですからね。覚悟はいいですか。
ちょっとこれは……ねえ。色々と突っ込みたい所はありますが、エキゾチックアニマラーの僕らとしては、この変なリアルさと、いかにもなビニールに包まれている辺りが最も気になります。ハムスターを買いに小型哺乳類売り場に行き、併設された爬虫類売り場の冷凍ケースの中をつい好奇心で覗いてみたり、そうでなくともつい目に入ってしまったりしたときのような……まあ、わかる方にはわかると思いますこの気持ち。
全然ゆかいな気分にはなれませんでした。
「息苦しいよう」
しかも、裏面を見てみましょう。
尻尾!?しかも中途半端な長さ!?
うーん……理解に苦しみますが、これはチャイニーズハムスターということにしておきます。この商品が初めて製作された年代も相当に古いでしょうし、日本の研究機関の間ではチャイニーズハムスターの歴史が一番長いと聞いたことがありますから、当時のハムスターのことをよく知らない担当者が参考にした写真がそれだったのかもしれません。あるいは「ゆかいなドブネズミ」というような商品も存在して、この中途半端な長さなら毛色を変えるだけでどちらも対応できると思ったか、はたまたほんとにネズミと同一視していたか……謎は深まるばかりですが、どうでもいいですね。
そういえば最近ズーズーペットというハムスターのおもちゃがちょっと流行ってるみたいですが、もし親戚の子供とかが欲しがってたらこれを買い与えてみようと思います。どうせすぐ飽きんねんから。
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