2010年9月5日日曜日

ミカン料理

ミカンを料理するわけではないですが。今日はハムスター話と料理話の二本立てです。

実は今日、ちょっと悲しい話を聞きました。うちのミカンは元々カレンの妹が知人の所で生まれた子を引き取り、すぐに引っ越すことになってバタバタするのでしばらくの間我が家で預かる、という経緯でやってきたわけです。当然ながら引越しが済んで落ち着いたカレンの妹にミカンを返すという話が出たのですが、そうは言ってもここまで育てたのに今更こっちもミカン手放したくねえよーということで、ジャンガリアンハムスターの値段相場であるところの1000円を支払って晴れて完全に我が家の一員となったのです。

そんなミカンなんですが、彼にも当然同じ日に生まれた兄弟たちがいます。それぞれ別の方々に引き取られたようですが。そして、今日聞いた話では、その兄弟たちはミカンを除いて全員既に他界しているらしいのです。おまけに、最後に死んだのはうちのホッペと同じ先月の15日とのこと……。

なんてこったい。ミカンよ君は1歳を待たずして天涯孤独の身となってしまったようだよ。いや、両親が健在かどうかは聞いてないけどさー。しかしうちも人様に誇れるような飼い方はしていないと胸張って言えますが、兄弟が全滅した中ミカンだけが今も健康を保って生き残っているというのは、悲しいけれどある意味嬉しい複雑な気分です。でも他の兄弟の死因については定かではないですが、もしかするとミカンファミリーには遺伝的な疾病でもあるのかと思うと気を引き締めて育てなきゃいかんですね。

ところでミカン、我が家にやってきたときはものすごくビビリ屋さんでした。どうもミカンが生まれたお宅では小さなお子さんがいらっしゃるので、どうもその辺りに遠因があるのではと睨んでいるのですが、少しでも触ろうとすると恐ろしいほどのスピードで逃げていく子でした。もしかしたらロボロフスキーの血でも入ってんでねえの、と本気で疑ってジャンガリアンとロボの交配があり得るのか調べてしまうほどでした。時間が経つにつれて、少しは手を怖がることもなくなりましたが、それでもホッペと比べると全然人に慣れない性格でした。

そんなミカンがですね、最近は手を怖がらないどころか、ケージから出して撫でられても全然嫌がらずに大人しくしているのです。しまいには目を閉じてリラックスしているように見える有様。以前のミカンに比べると劇的な変化です。

実はそうなったのは、ホッペが死んでからのことです。と言ってもそのことと関係があるかどうかはわかりません。非科学的な見方をすればホッペの御魂的なものが乗り移ったのかもしれないし、ホッペが死んでからミルワームをあげはじめたのでそれで飼い主の機嫌取りのために大人しくすることを覚えたのかもしれません。体調が悪くて嫌がる元気がないだけだということもありえなくはないです。

しかしいずれにせよ、ホッペが死んで、そしてミカンが在りし日の彼のように触らせてくれるようになったというこの事実は大切にしなければなりませんね。

ミカン、君は長生きしたまえよ。こっちも出来るだけのことはするからね。



先日「料理の話は週一くらいで」とか言っておきながら早速なんですが、今日は料理の話です。

今日作ったのは、ブラジル風ストロガノフ。ブラジル的に発音するならばイストロゴノフィみたいな感じでしょうか。ストロガノフと言えばビーフシチューのような赤茶色のロシア料理といったイメージですが、それが移民の手によってブラジルに渡り、数世代を経ると薄いピンクやオレンジ色になります。それは生クリームで味付けするからなのです。
で、なんでいきなりブラジル料理なのかと言うと、実はうちのカレンがブラジルに数年間滞在していたことがあるので、久しぶりにイストロゴノフィが食べたいと。よし、じゃあレシピを教えてくれと言うと、よくわからないと。そんなの自分で食べたこともないものをロクなレシピもないまま作れへんよー、というわけで色々調べてみたのですが、基本的には生クリームに少しのトマトソースやケチャップで味付けするという形なんですね。しかし日本人にとっては乳製品メインで味付けしたものというのはクリームシチュー系かチーズ系くらいしか馴染み深いものがないわけで、正直な話それってうまいの?生クリームに頼ってもメシのおかずになんの?ということで、今回はトマト分を多めにして作ってみました。ですのでこの料理は正確にはブラジル風ストロガノフ風ストロガノフということになりますね。僕のレシピを誰かがアレンジして作ると今度はブラジル風ストロガノフ風ストロガノフ風ストロガノフということになり、それを更にアレンジするとブラ

はい、前置きが長くなりましたがレシピです。写真に写っている黄色っぽいのは千切りにしたジャガイモのチップスです。現地では大体ストロガノフとご飯(またはバターライスとか)とこれがセットらしいのですが、これはわざわざ自分で作らなくてもスナック売り場でそれらしいのを見繕ってきてもいいと思います。意外と面倒ですからねこういうの。いっそのことただのポテトチップスでもいいんじゃない?ちなみに上の写真はよく読みに行ってるコチラのサイトをパロってみました。

・材料(4人前くらい?)
 鳥胸肉……1枚
 牛バラブロック……300g(肉類は魚介に変えてもOK。カレーみたいに好きな具でどうぞ)
 トマトの缶詰(カットされてるやつ)……1缶(400cc)
 スライスマッシュルームの水煮缶……1缶(180cc)
 玉ねぎ……中2個
 にんにく……2片
 バター……20g
 トマトケチャップ……大さじ4
 ウスターソース……大さじ2
 マスタード……大さじ1
 マヨネーズ……大さじ1
 塩……小さじ1
 コショウ……適量
 コニャック(が理想だけどワインでも日本酒でも大体OK)……50cc
 ホイップクリーム(動物性脂肪の高いの推奨。いわゆる生クリーム)……2パック(400cc)

 
・作り方
1.玉ねぎは1個だけみじん切りにし、もう1個はくし型に切っておく。にんにくもみじん切りし、肉関係は一口大に。
2.みじん切りにした玉ねぎとにんにくを、バターを敷いたフライパンで強火にかけます。焦がさないようにひたすらかき混ぜます。
3.玉ねぎがほのかに色づいたら、肉類とくし型に切った玉ねぎを入れて軽く炒めます。肉は、ブラジルでは鶏肉が多いようですが魚介でもなんでも構いません。今回は冷凍庫で眠っていた牛肉も入れました。
4.フライパンの中身を鍋に移します。(焦げ付きにくい鍋なら最初から鍋で調理してOK)とにかくまあこの辺りまではカレーの作り方と似たようなものです。
5.鍋に火をかけ、トマトの缶詰とマッシュルームの水煮を汁ごと投入します。マッシュルームが苦手な方は省いても構いませんが、この先水分を足すことがないので水を100ccほど加えたほうがいいと思います。それとマッシュルームの出汁がない分コンソメなんかを加えるのも。
6.トマトケチャップ、ウスターソース、コニャック、マヨネーズ、マスタード、塩、コショウを入れます。
7.焦げ付きを防ぐためにたまにかき混ぜつつ20分ほど煮込みます。
8.食べる直前にホイップクリームを入れてよく混ぜ、一煮立ちさせて火を止めます。ホイップクリームは動物性脂肪のもの推奨とか言っておきながら、高いので我が家では植物性の安いやつです。仕上がりが大分変わるそうですが、質より量だで!あと今更ですが正直言ってコニャックもないので赤ワイン入れました……。
9.カレーくらいのとろみが欲しい方は、ここで大さじ1の片栗粉を大さじ3の水で溶いて回し入れ、よくかき混ぜます。もちろんダマにならないように火を止めたあとにしてね。
10.完成!Pronto!

さて、こうして初めて見よう見まねで作ってみた料理です。味のほうはクリームメインの味付けというのが日本の食文化で育ってきた僕には不安でしたが、トマトを増やしたこともあっておいしかったです。そのせいでカレンにはストロガノフとは違うと言われましたが……。ポテトチップスが一番おいしいってさ。そりゃ手作りポテチっておいしいよねえ。

味の方向性としては、バターの香りの強いトマトソースといった感じです。(牛乳をバターに加工する手前がホイップクリームですからね)本場のトマトの少ないやつはバターの風味豊かな酸味のあるクリームシチューみたいな感じであることが想像されます。
特に難しい料理ではないので、カレーやビーフシチュー、クリームシチュー的な料理にバリエーションを持たせたい方や生クリームが食べたくて仕方ない方などは是非お試しくださいね。それじゃ!

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