2010年9月22日水曜日

ペコの遺伝子を改造してみました

ああ、ペコくん、君か。うむ、そこにかけたまえ。

ペコ「こ、怖いです……」

なあに、怖がらなくていいんだ。今日君に来てもらったのは他でもない。ちょっとした私の実験に付き合ってほしいんだ。実験と言っても簡単なもので、君はそうやって腰かけて待っているだけでいい。もちろんお礼ははずむよ。中国産ヒマワリの種8粒だ。どうだね?

うむ、よろしい。それでこそ私が見込んだとおりの姫絹毛鼠のペコくんだ。

では早速だが実験を始めようか。この装置は遺伝子情報を後天的に……いや、説明はよそう。まず見てもらおう。強い光が出るから少し吐き気など感じることもあるかもしれないが、その場合は言ってくれ。

では、深呼吸してリラックスしてくれたまえ。さあ、スイッチを入れるぞ。

ピカッ!


素晴らしい!成功だ!鏡を見るがいい。今、君はパールホワイトのジャンガリアンではなくイエロープディングのハムスターとしてそこにいるのだ。どうだね純白のベールを脱ぎ捨て卵と牛乳と砂糖などを蒸してカラメルソースをかけたお菓子のような色になった気分は。ほほう、悪くないか。それを聞いてよかった。

見ての通り、この装置は君の遺伝子情報を書き換え、それを即座に反映させるものなのだ。これを使えば君は理論上全ての生命体を模すことができる。私はこの装置を使って……ククク、いやなんでもない。それでは次のステップに進もうか。

ピカッ!


素晴らしいなこの装置は……。ん?「これは何という色のジャンガリアンですか?」だと?笑わせないでくれ。今、君はハムスターの垣根を飛び越えたのだよ。今君が変身……いや変身という言葉は正確ではないかもしれないが便宜上今は使わせてもらうが、君が変身したのは星のカービィなのだよ。無理がある?い、いやそんなことはない私の作った装置に間違いなどあるはずはないのだ。さあ、次だ。

ピカッ!


うむ。どこからどう見てもロボロフスキー……いや、押すボタンを間違えたようだ。気にしないでくれたまえ。次だ次!


フハハハハハハどうだ見たか!素晴らしいだろう。どこからどう見ても猫をモデルにしたリンゴ3個分の体重のクリーチャーそのものじゃないか。古来より猫と鼠は相対する存在。しかしこの装置はその概念すらも超越する。私の名が歴史に名を残すのも近いな。

次も猫だ。しかしただの猫ではなく……

ピカッ!


ネコ型ロボットだ!あんな夢こんな夢いっぱい叶えておくれよ!ククク、この装置こそ私にとってのネコ型ロボットだな。私の前では有機物と無機物の壁すらも崩壊する。いわんやベルリンの壁をや、といった風情であるな。冗談だ。この装置に政治的な機構はない。

それでは本日最後の変身だ。ついに、君は大気圏を突き破り、銀河の果てに到達する。心するがよい。

ピカッ!


成功だ。3Dメガネ無しでも立体的に見える。これで史上最高の興行収入を叩き出して貰って私の研究資金に充てるのも悪くないな。



という夢を見て、慌ててペコを見に行ったらちゃんと白いままでした。

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2 件のコメント:

  1. 本来、一番違和感が無いハズのロボロフスキーが、何故か一番違和感がある不思議w

    ネコ型ロボットがお気に入りです。

    個人的には、ネズミ繋がりでピ○チュウとかミッ○ーマウスにもなってほしかったですね~w

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  2. カショ(運営者)2010/09/22 22:00:00

    >hikariさん
    僕の合成の腕ではなく装置の不具合です……。

    ネコ型ロボット、首輪というか胴輪というか、長すぎますね。

    その他の変身については次回に期待してくださいませ。リクエスト受付中です!

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